以前、「しくじり先生」って番組ありましたよね。
あの番組、私大好きだったんです。
人生の失敗って後になってみないと分からないことも多いけど、それをおもしろおかしく講義にしてくれて自分の役にも立つのがいい!
私にも人生失敗した…と思うことがあります。それは進路選択。
なんでもっとまともな道を歩まなかったのか。
必死にもがいていた10代の頃の自分へ、我が子へ、また将来について迷っている若い世代のあなたへ。
私の失敗体験から送りたいアドバイスです。
この記事の目次
人生転落していった経緯
中学生までは成績優秀だった自分が、転落していった経緯です。
簡単に内容言っちゃうと、
将来の夢・目標もないままただ勉強を頑張ったため、勉強への熱が高校生で燃え尽き、たまたま興味のあった音楽の道を志してしまった、って感じです。
音楽の道を目指すことはけして悪いことじゃないんですけどね。
自分の才能のなさにうすうす気付いてたのにズルズル続けてしまった自分もいけなかったのです。
勉強はそこそこできる子供だった
勉強すること自体は嫌いではありませんでした。
小学生時代は成績は並、
中学校時代は勉強に力を入れたので、悪い時でも学年で10位以内の点数をとることができてました。
でもこの中学生時代に無理をして頑張ってしまったのがいけなかったのかも。
高校は、推薦で都立進学校へ入学、ここまでは良かったのですが、その先息が持ちませんでした。
何のために勉強するのか、目的がない
今思えば高校生頃までは、ただただ勉強を頑張っているだけで、将来こういう風になりたい!といった具体的な目標・目的など何もありませんでした。
この「目標がない」、というのが本当に良くなかった。
目標=最終地点・ゴールです。
そのゴールが見えないままやみくもに勉強を頑張っても、この苦しいレースはいつまで続くのか?と途方に暮れてしまいます。
マラソン選手が長い距離を完走できるのも、スタートから42.195km先にはゴールがある!という目標があるから走れるのだと思います。
高校2年生あたりから、勉強が難しくなったのに加え、
ゴールの見えないレースにだんだん疲れてしまい、それまでずっと保ってきたやる気や緊張感が徐々になくなってしまいました。
授業にもついていけなくなり、先生の話している言葉はまるで外国語のように聞こえ…。
テストで赤点を多くとるようになりました。
趣味の音楽で食べて行きたい!
高校時代の部活は軽音楽部に入っていました。
メンバーが足りなくてスカウトされたバンドでベースを担当。
正直ベースなんてまるで興味ないし、あの重たい楽器をかついで学校まで通うのが憂鬱で仕方なかったです。
ボーカルの子はカラオケ感覚で歌うだけでよくって、重い楽器を持ってこなくていいのに、時々ある発表会ライブでは「カワイ~!」とモテはやされます。
内心ボーカルって得だなぁ!といつも思っていました。
その思いが次第に自分もボーカルをやりたい!と変わるように。
小学生頃から鼻歌で自作の歌をフンフン歌うのが好きだったのもあって、歌うことを仕事にしたい!なんて思うようになり、高校卒業後の進路を音楽専門学校に行くことに決めたのです。
周りはみんな一流の大学に進学していくのに。。。バカですねぇ。
遊んで終わった専門学生時代
専門学校時代は授業はそこそこ頑張っていましたが、音楽の世界って学校を卒業したからデビューできる世界ではありません。
授業でインプットした知識を使いたくさん曲を作って歌って…というアウトプット作業の方が大事になってきます。
まあそれなりに曲を作ったりもしましたが、当時は彼氏と一緒にいるのが楽しくて、ついつい無駄な時間をダラダラ過ごすことが多かったです。
その彼氏も夢追って上京してきた同じバンドのギタリスト。
何となく一緒に過ごして、週1回バンドの練習でスタジオに入って、というだけで、それなりの活動をしているように錯覚していました。
今思えば全然努力も戦略も、足りなかったな、と思います。
周りの友人たちは就活を始めますが
その頃、大学へ進学した友人たちは就活の面接だ、説明会だとかでスーツを着てあちこちの企業を回っていたと思います。
私は当時、リクルートスーツというものにすごく嫌悪感があり、若いのにスーツ着て就活して…会社に入って人生それで終わりでいいの?
「もっと夢を見ろよ、若者よ!」なんて思っていました。
もし今の自分が当時の自分にアドバイスできるならガツンとこう言ってやりたいですね。
「もっと現実見ろよ、バカ者よ!」
20歳すぎて自腹でボイトレ通い、1レッスンの重みを知る
デビューとかそんなん無縁のまま22歳を迎えます。
その頃、たまたますごい努力家で上手いギタリストさんに会い、努力の大切さ、というものを私は知ります。
それからはがむしゃらにボイストレーニング、曲作り等するように。
以前は親のお金で音楽系専門学校へ通いましたが、この時のボイトレは自腹で16000円/月程度かかりました。
やはり自腹だと一つ一つのレッスンにも身が入ります。
専門学校時代は嫌いな先生の授業を時々さぼったりしましたが、この時は、何が何でも、どんな小さなことでも吸収してやる!という意気込みがありました。
結局努力実らず、音楽の夢はあきらめる
年齢が20代半ばに近付いてくるにつれ、それまでもうすうす感じていた「自分の才能のなさ」を日に日に実感してくるようになります。
このままでは一生メジャーデビューなんてできるわけない、
この先どうするべきか…と悩んでいるところに、母親から
「あんたお願いだから、どんな会社でもいいから就職して!」と懇願されます。
あぁ…もう自分の能力では限界だな、と思った私は大人しく正社員での仕事探しを始めるのでした。
挫折と人生のやり直し…就職
幸い当時まだ23歳ぐらいと若かったので、小さな中小企業の一般事務として採用が比較的すぐ決まりました。
母親はきっとホッとしたでしょう。
私は20代前半に現実を見ることができたので、就職をし、脱落した人生を多少は取り戻せました。
当時の音楽仲間では、30歳手前や、30歳オーバーになっても夢を追い続けている人がいたけど今頃どうなってるのか・・・。(しかも男性です)
彼らは私以上に取り返しのつかない人生になっているかもしれません。
無法地帯な中小企業
何とか就職できたものの、中小企業って、大手企業に比べてしまうとやはり全然整備が整っていません。
産休・育休なんてとれないところも多いし、
大手企業だったら考えられないようなセクハラまがいの発言もありました。
中小企業で働いてた頃、私は不妊で悩んでいたのですが、社長と顔を合わしたり電話を取り次ぐたびに、
「○○さ~ん、子供できた?」
「子供早く作った方がいいぞ」
と言われ続け、精神的に相当まいりました。
他にも、40代の女性社員を「おばさん」と嫌な言い方したり、容姿に関する聞きたくない発言も多々…。
大手企業だったらこんな発言されることなく快適に働くことができたでしょう。
今さら大手企業に入れば良かった、と後悔する日々
現在私(4歳・1歳の子持ち)は、大手企業でパート派遣で働いています。
大手企業の良さをひしひしと感じますね。
変なセクハラ発言野郎はいないし、
同じ年頃の子を持つママさんは、時短で働いてもそれなりにお給料もらえてるみたいだし。
ほんと今からでも大手企業での正社員になりたいところですが、私の希望する事務職では新卒以外の募集はほとんど行っておりません。
転落人生から何とかして這い上がるべくもがいて来ましたが、もうこの辺が限界なようです。
まとめ
こんな感じで私の人生は詰んでしまいました。
今はゆるくブログを書きながら、何か自分にできることはないか。
少しでも上を目指せないか、と日々もがいています。
大学、行っておけばよかったな~。ほんとコレに尽きる。
今回伝えたいメッセージとしては、
●早いうちに将来の目標・夢を持ち、叶える手段を調べ、それに向かって勉強していくことが大切。
●勉強は息切れを起こさない程度にほどほど休息をすること。
●音楽の専門へ進学を考えてる人は、今一度、学校の必要性を考えて。
ってところです。
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