前回の記事では、私が転落人生に至るまでを書き綴りました。
まあ転落人生…は言い過ぎなのかもしれませんが、優秀なコースから脱落したことは事実です。
今は旦那と結婚し、子供までもうけ、幸せいっぱいであることは事実ですが、毎日毎日お金がないことで頭がいっぱいの日々を過ごしております。
何で若い頃きちんと大学へ行って就活しなかったのか…。
まともな会社へ就職していれば、今頃私の収入は倍ぐらいあったかもしれない。
産休・育休も安心してとれるから、2人目の子供も躊躇なく作れたかもしれない。
もし就職した会社を辞めたとしても、応募資格「大卒以上」の会社に応募ができたのに。
後悔がたくさんあります。
でもどうあがいたところで、一度転落してしまった人生はそう簡単に修正がききません。
せめて子供にはまともな道に進んでもらいたい!まともな教育を受けさせたい!
私たち親の貧困を子供にまで連鎖させるわけにはいかない。(夫婦ともに高卒なのです)
そのためには勉強ができるできないの前に、なぜ勉強をするのか?という勉強の必要性を教えてあげなくてはならないと思います。(普通の家庭では当たり前に教育することなのかもしれませんが、私は教わったことがありませんでした…)
この記事の目次
大学を出ると大手企業へ入れる
今の時代、大手企業であれば安泰…でないことは東芝やらシャープやら超有名企業の大赤字ニュースを見れば分かると思います。
ブラック企業も多いと聞きます。
それでもやっぱり中小企業に比べれば全然待遇いいと思いますよ。
私の前職場では、役員だって朝から晩まで働いておそらく年収700万いくかいかないか。1000万なんて夢の世界です。
退職金もおそらくないか、微々たる金額なはず。
そして中小企業にはセクハラおやじみたいなの、いること多いですが無法地帯です。
前記事にも書きましたが、前職場では社長自身がセクハラ発言の多い人でしたが、トップの人間なだけに誰にも注意してもらうわけにもいかず、私は泣き寝入りでした。
大手企業であれば、そういう困った時の相談窓口がしっかりありますから安心です。
中小企業では相談窓口なんてないですからね、辛いよほんと。
大手企業へ就職するには大学から就活が近道
中小企業より断然好条件な大手企業ですが、入社するにはやっぱり大学→就活して新卒で入る、が一番近道。
その時点でずば抜けた能力とかなくても就活で受かれば入社することができます。
今の私みたいな高卒ボロボロおばさんがどれだけ「頑張りますから入れて下さい!」って言ったところで奇跡でも起こらない限り大手への入社なんて無理ですからね。
お給料のボトムアップ
もっとお給料を増やしたい!→じゃあたくさん働けばいい!と思っていたあの頃は若かった。
年をとるとともに体力は衰えるし、家庭も大事にしないといけないからこれ以上仕事時間は増やしたくない。
となると次に考えるのは、給料のいい仕事をして、同じ勤務時間でも効率良くたくさん稼げるようにしたい!なのですが、そのためには何か特殊な能力がなければならない。
何も取り柄のない私にはなかなか難しい話です。
今思えばきちんと大学へ行っておけば、お給料が高卒より底上げされていて、効率良く稼げていたのに…バカですね。
高校時代、アルバイトをして自分で稼いだお金を使った時はとても気持ちが良かった。
なんか親から自立できたような気分になっていたんですね。
自分で稼げることが嬉しくて、高校時代はたくさんアルバイトをしました。
でも今思えば、目先のお金が入るアルバイトなんかより学業を優先するべきだった。
大学生までは親に甘えていいから、とにかくしっかり学業に励むべき!だと今私は思います。
大卒、というだけで可能性は広がる
求人の応募資格欄の「大卒以上」という文字を見た時のあのがっくりさ。
専門卒の自分には応募すらできないむなしさ。
大学を出ていると、高卒・専門卒はすでに振り落とされた「大卒以上」求人に応募できます。
「学歴不問」にしか応募できない高卒人間に比べ、ぐっと幅が広がります。
大卒というだけで、可能性はぐっと広がるんですよね。
目標は早いうちに定めろ!
将来どんな仕事に就きたいかは、できるだけ早いうちに決めた方がいいです。
今はいい時代で、「職業 一覧」なんてヤフーの検索窓に入れるだけでいろいろな職業の解説を見ることができます。
私が子供の頃はネットなんて復旧してない時代でしたから、ちょっとした情報でも調べるのに本屋へ行ったりしなければいけなかったので、今は本当に便利ですね。
もし自分が子供の頃にネットがあれば…もしかしたら私の人生も多少は変わっていたかも!?なんて人生の失敗をネットのせいにしちゃいけませんね。
努力で叶う夢を追え
将来の夢・目標を決めるのはいいけど、夢って努力をすれば必ず叶えられるものと、努力だけではなく才能や運も必要で確実ではないもの、がありますよね。
自分の子供には、努力で確実に叶えられる夢を持て!とお願いしたいです。現実的な夢、ってことですね。
見えづらい職業にも目を向けて
小さい頃ってついつい目につきやすい職業に興味を惹かれがちです。
「野球選手」「アイドル」とかテレビで目にするようなものや、「ケーキさん」「ペットショップ」等歩いてて目にするようなもの。
もちろんこういった職業もいいのですが、世の中には見えないところで活躍している職業の人もたくさんいることを子供に教えてあげたい。
お茶のペットボトルだって、ボトルをデザインする人、ラベルをデザインする人、お茶の味を決めるのに携わった人…世の中に存在する物すべてに、その背後にそれを作った人がいるって知って欲しい。それだけで職業の選択肢がだいぶ広がるはずです。
勉強に専念できるのは社会に出る前まで
今は勉強したいことなんてないから大学なんて行かないでいいや、と高卒で社会に出て働き出してしまったら最後。
後々やっぱりまた勉強したい!と思っても、いったん社会に出た後で勉強をすることって想像以上に大変なんですよね。
一度社会に出ると「学費を出して」の一言が言い出しづらい
小中高大学~と順番に上がっていく分には、当然のように大学の高額な学費まで親に負担してもらえたのに(家庭によっては奨学金で出世払いのところもありますが)、一度そのコースを離脱してしまうと、いざまた勉強したくなった時の学費を「出して下さい」と親に言い出しづらいことなんのその。
数ヶ月で取れる資格程度の十数万ぐらいなら何とか自腹で払えますが、大学とか看護学校とか、学費がかかるところへ行くならば、やっぱり親の援助があった方がいいですよね。
学生からの離脱期間が長いほど学費の無心はしづらくなります。
親も子供が大学へ行かなかった分、教育費費が浮いた…とすでに別の使い道を考えてしまっているかもしれませんしね。
働きながらの勉強は大変
私は20代半ばで就職をしてから、これまでの人生転落分を少しでも取り戻したいと、資格を必死になって取りました。
でも、仕事が終わってから勉強をするのってけっこう大変。オンデマンド講義(ビデオ講義)を見るために仕事後、資格学校へ通うことをよくしていましたが、途中で眠くなって眠くなって…。
何とか気合いで乗り切って、受けた資格は無事全部取ってきましたが、これが学生だったら勉強だけに専念できて楽なのに…と学生さんがうらやましかったです。
家庭を持つとなおさら勉強が大変に
結婚してからの勉強は独身時代よりも格段に大変になります。
まだ子供がいなくて夫婦二人ならましですが、それでも資格の勉強で夕食後の時間ずっと夫を放置…というのが何だか心苦しかったです。
まあこれは私が一方的に心苦しく思っていただけですが。
そして主婦には仕事に加え、家事というこれまた面倒な仕事が重くのしかかってきます。
毎日のご飯作りなんてとくに面倒で、昼間の仕事+夕食作りだけですでにバテバテなのに、さらに勉強って本当に大変。
難易度高い資格の勉強の時は、ご飯作りはほとんどせず夫にご飯を作ってもらっていました。
睡眠不足が続いて毎日栄養ドリンクを飲んでいた日々も…。我ながらよく頑張ったと思います。
本格的な学生になるのは最難関
家庭を持った上で、大学や看護学校など平日昼間毎日通わないといけないような本格的な学生になるのはかなり難関!
裕福な家庭なら問題ありませんが、共働き家庭では妻が昼間働けなくなる分収入が激減し、そこに学費が重くのしかかってきます。
私は一時期看護師になりたいと思った時期があったのですが、生活が苦しくなるのと、実習の激務で夫との関係が悪くなってしまいそうなのが不安で結局踏みきれませんでした。
子供ができると守るものが増えるので、さらに大変になります。
勉強は親に甘えられる10代のうちにしっかりやっておくべきでした。
まとめ
私の両親は、子供の教育資金は十分に用意してくれてたけど、勉強する意味や大学へ行く理由を教えてはくれませんでした。
母親からは「大学は行きなさい!」と時々言われましたが、なぜ大学へ行くといいのか、という理由まではしっかり教えてくれなかったので、当時の私はそんな所行く必要ない!と未熟な自分の考えを貫いてしまいました。
なんて、自分の転落人生を親のせいにしてはいけませんよね…。
親と何でも話せるいい状態ではなかったのかもしれません。コミュニケーションて大事です。
私は子供の教育資金を貯めると同時に、子供になぜ大学へ行くことが必要なのかといった部分にも触れ、自分の失敗人生を話していきたいです。
親の貧困が子供にまで連鎖しないように、何とか子供を教育していかなくては!
おすすめ・・・子供がご飯食べなくてストレスな人に☆『mog(モグ)』ビタミン・ミネラルサプリ
おすすめ・・・梅雨の自転車登園対策に☆ママチャリレインカバー☆ラバー(姉妹サイトへとびます)