以前「義両親が要介護状態に!老人ホームへ入ってもらった体験談」という記事を書きましたが、義両親ともに老人ホームへ入ることになり、2人で住んでいた1Kの賃貸アパートを引き払うことになりました。
初めてのことで業者探しにとまどったり、今思えばもっとこうすればよかったと思う点もありますので、これからの方の参考になればと思いまとめてみました。
◆生前整理業者選びに失敗したくない人
この記事の目次
義実家の片付け、生前整理業者選び
旦那が遺品整理業者の検索サイトから見積依頼をしたようで、2社の方が義両親宅に現調に来てくれました。
ちなみに生前整理は遺品整理の一種になります。
業者に頼む時、不用品回収業者だと、単なるゴミ回収感覚で作業されてしまうのでご注意。
遺品整理業者は本人や家族の思い出の品の整理であることを心得て作業されるので、依頼する時は遺品整理専門の業者にしましょう。
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義両親宅に遺品整理業者が現調に来る
2社の方が同日の別時刻に義両親宅に現調に来てくれました。(旦那が一人で対応)
現調は部屋の中をざっと見て必要な写真を撮ったりメモしたりで、どちらも20~30分のことでした。
1社目がすごく感じよくて、2社目はまあ悪くなさそうかなという印象だったようです。
どちらかの業者にあいみつ(相見積)とってることを話してしまったら、
「なんだ~、あいみつかぁ~!」とがっかりされてたそう。
1Kの生前整理相場をだいぶ超えて高かった見積り【物件画像あり】
先に見積り出してきた業者のを見てビックリ!
そこには17万という数字が!!
いろいろなサイトで1Kの遺品整理相場を見る限りは3~8万、高くても10万ぐらいなのでマジかい!?とビビりました。
内訳は以下のとおり。全部あわせると17万1千円弱です。
処分代 100,000円
作業代(3名) 36,000円
洗濯機処分代 3,200円
冷蔵庫処分代 5,400円
テレビ処分代 3,500円
運搬費 5,000円
諸費用 5,000円
確かに物は多い家だったけど、ごみ屋敷ってほどでもないのに。
人様の家ですが、うっすらモザイクかけて義実家の画像こっそり載せちゃいます。
写真左側が衣装ケースいっぱいの服、他にも棚やら布団やら荷物は多かったけど、床はちゃんと見えてるよ!!
ごみ屋敷ってもっとごみが腰の高さまできてたりして、全然そこまでひどくないのに。
まずった!?金額出る前にあいみつ(相見積)価格をしゃべってしまった
まだ見積り来てない方の業者から連絡があり(あいみつであることを話した業者)、
「もう1社の見積りは出たか?」
「見積りを見せて欲しい」と言われ、旦那は17万の金額を教えてしまったそう。
それがね、2社目の見積りをもらってから
「あっちはいくらで見積り出してきた」って教えるならいいんですが、2社目のをもらう前に金額教えちゃったんですって!
それだと2社目は本当は8万にしようかな、と考えてたのに
「えっ、向こう17万で出してるって!しめしめうちもそっちに金額合わせちまえ!w」って、2社目がもし悪徳業者なら、金額釣り上げてしまいかねないですよね。
後日17万前後の見積りを2社目も出してきたんですが、私は「騙されてるんじゃないの・・・?」と納得いかず。
もう1社だけ見積り取らせて、と私が今度は見積依頼を出したんですが、私もバカで3社目の業者に、
「この部屋の整理で17万もするもんですか?」と聞いてしまい・・・。(自ら地雷踏んだ大バカ)
3社目も現調した上で「そうですねぇ、そのぐらいかかってしまいそうです」と言われてしまいました。
疑い深い私は3社目も悪徳業者でまた金額釣り上げられたかも、やっちまった~!と思いました。
でももうこれ以上見積とるのも疲れたから、このうちの1社に決めてお願いすることに。
どこまでクリーニングしてもらうかで価格変わる【物件画像あり】
実は2社目の業者が最初29万ぐらいの見積りを出そうとしてきたそうです。(あいみつの件で旦那が電話した時)
1社目の17万と金額の差がありすぎる!!怪しい!!と思い3社目の現調の時いい機会と思って聞いてみました。
すると、
「どこまでクリーニングをするかって違いなんですよね。
物の処分だけなら20万かからないんですが、29万の業者さんは多分消毒や消臭作業なんかも含んでいると思います」とのこと。(後日実際含んでいることが判明)
通常使用であれば部屋のクリーニングは敷金の範囲でおさまりますが、ペットをこっそり飼っていたのと、毒ガス部屋状態のヘビースモーカーなのもあって、消毒・消臭作業も含めた見積を出したのだろうと。
以下は猫が住みついてた実際の義実家画像になりますが、おしっこが漏れたのか、床材が変色しています。
こういうののクリーニングを借主側が負担するとけっこう金額かかるけど、どこまで現状回復するかは大家さんや不動産屋と相談になるだろう、とのことでした。
ただこちらから「消臭までした方がいいか?」など聞いてしまうと、大家さん側もできれば自分で負担したくないから「こっち(借主)でお願い」と言われかねないので、あまり余計なことは言わないほうがいい、とアドバイスいただきました。
生前整理、義実家の片付け当日
立ち合いは作業の前後のみで、作業中は業者を信じて待つだけでした。
広い家なら現場で作業員と一緒に要るもの要らないものの仕分けをしてもよさそうですが、1Kの狭い家だと作業の邪魔になりますからね。
写真、書類、印鑑、2万円が出てきた
作業が終わる頃連絡が来て、現場へ行ってみました。
すっからかんの部屋の一角に、捨てていいのかグレーゾーンな写真、役所からの書類、印鑑、アクセサリーなどがダンボール1箱ちょっと分集められていました。
あれだけたくさんの荷物の山を一つずつ確認して要・不要の仕分けをするとは、さすが遺品整理専門業者です。
不用品回収のポンポンポーンと荷物積んでおしまい、ってのとは別物な仕事です。(←不用品回収ももちろん素晴らしいお仕事ですよ☆)
金めの物はほとんどありませんでしたが、現金が2万円出てきたとのこと。
もしかしたらもっとたくさん出てきたけどこっそりふところに・・・なんてことも考えると、業者はほんと信頼できそうな人を選んだ方がいい!!
私も信じ切れる業者を選んで託したので、不正は何もなかったはず、と思っています。
【ポイント】捨てる物、とっておくものは事前に『しっかり』決める
作業員がとっておいてくれた写真、書類などを見せてくれ、
「これ要りますかね?」
「不要であれば一緒にまとめて持って行けますので」
と声をかけてくれます。
でも即座に決めかねるものも多くて、
・大きめのダンボール1つちょっと分
・仏壇
はそのまま部屋に置いといて、後でゆっくり確認することにしました。
が、これが失敗!
後日、義実家へそれらの荷物を引き取りに行きましたが、自転車いっぱい重たい荷物を積んでヒーヒーでした。
要らない物はその場で捨ててきたかったけど、ごみ出し日が分からないから置いて行くこともできず。
仏壇は別の日、旦那がタクシー使って引き取りに行きましたが、やっぱり処分していいんじゃない?と現在我が家の物置き部屋にひっそり置かれています。
要る物・要らない物は認知症気味の義母に何となく確認はしていたけど、何となくではなくしっかりと詳細に決めておくべきでした。
この辺は引越し経験の多い人であれば問題なさそうですね。
私が引越し経験あまりなく、義実家も比較的近いという余裕があってこその失敗でした(+_+)
生前整理終了!のはずがルームクリーニングの追加徴収あり
タバコによる壁紙の変色、猫による床材の傷みなどでルームクリーニングが敷金6万では全然おさまらず、後日まさかの追加徴収。
186,300円から敷金60,000円引いて126,300円の請求書が届きました。
たっ、高えぇぇぇぇ!!
何とか不動産屋→大家さんに交渉してもらい3万値引きしてもらいましたが9万円の出費。
年金でおさまらなかった分は我が家からの出費。
これ兄弟とかいたら「お前が払え~!」ってなすりつけ合いになりかねないわな。
生前整理ポイントおさらい
義実家の片付けを経験してみて思った生前整理のポイントです。
◆業者は生前・遺品整理専門業者を選ぶ(不用品回収業者ではダメ)
◆2、3件相見積をとる、あいみつの場合、見積出る前にライバル会社の価格を教えない
◆その日中に部屋が空っぽにできるよう要る物・要らない物を詳細に決めておく
ってところでしょうか。
1K相場3~8万程度のところ、16万(何とか値引いてこの価格)もしたのが適正なのかどうか、今でも私は疑問です。
大手の遺品整理業者検索サイト(優良業者のみ掲載をうたっている)を通して見積をとったんですが、自分でもしっかり口コミをチェックしてお願いするのが大事かも、とつくづく思いました。
実家を処分する・・・生前整理の業者を探すなら
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